バブルの残骸 ゲイバーブログ

アラフィフの頑張ってる感じの痛々しいゲイのゲイバー日記

積み木崩し

小川真由美高部知子の迫真のバトルで話題になった伝説のドラマ

『お金はあげられないのよ香ちゃん』の小川真由美の名台詞に逆上しな高部知子が小川の髪をつかんで引っ張り回す素敵なホームドラマ

毎日オナニーにふけっていた中2の多感な美少年の心に突き刺さった

ドラマを見た後  親から「いい加減 お風呂はいんなさい」

と言われ 「うるせ〜 ババア」とテレビの影響で

いきがるアラフィフ

親父から半殺しにされた

呻いてうずくまる愛する息子に

「来月から お小遣いは あげられないのよ ◯ちゃん」

「....ばっババア てめえ」

悲しき少年時代

 

先日 、所用で博多の街を訪れた

とある若者に人気のゲイバーに立ち寄ったとき

「 ◯さんですよね お久しぶりです

「えっ誰だっけ?」

「ほら ◯⚪︎ー◯でママやってた◯◯◯です」

「ああ ごめん 思い出した」

と久しぶりに 知り合いに遭遇した

「お店もう やってないんだ」

「普通に働いてます」

お水から足を洗って サラリーマンになっていた青年

そういえばこの子のやっていた店の周年の時大変だったなあ

グラスを傾ける アラフィフ

 

いまは閉店している◯⚪︎◯◯◯

その日は周年で 店内は満席状態 この店になぜか

タチの悪い 酔っ払いを 連れて行ってしまった

おろかなアラフィフ 周年は台無しだった

 

「ブルーボール」店は古く 天井は高いが あちこち 

ガタがきている博多の名店

ここのママとは ママがある店の店子をしていた時代から30年の付き合いである

陽気で しゃべり 客を楽しませる 芸者魂を感じさせる

ここに来る友人は 一筋縄ではいかない女たちばかり

飲みはじめは テンションひくく「自分はいいですから」みたいな感じなのに 酔っ払って

「センターはあたしよ」とAKB を歌い出す悲しい女

みんなで「スピード」を歌っても 「ヒロコ」はあたしと譲らない

しまいには 泣き出す 本人は次の日ケロっとしてる

怖い女

その他  昔の栄光が忘れられず いまでも 「ねえ ぼく可愛いでしょ」というめんどくさい女や

見た目被曝してる女

ここは 大阪のあいりん地区なの?ばりの場末感

そんな店のママに若いアラフィフは平手で打たれた

もちろん取っ組み合い

小さいが気の強い店子だった

「顔ぶたないで あたし 女優なのよ」という余裕もなかった若いアラフィフ

店をオープンさせ ママとなったヒデ子の店に 楽しく

通っていた

ある日 ママが 「◯ちゃん今日◯⚪︎◯◯◯ の周年よ

ちょっと顔だしましょ」と誘われ店へ

店にはいったアラフィフの目に飛び込んできたのは

ヒデ子と仲の悪い◯⚪︎◯のママ

「げっ」思わず声がでる

しかも出来上がっている 席にアラフィフを挟んで

犬と猿

「ちょっと 今日周年だから仲良くね」

と 牽制するアラフィフ

不意にたちあがった◯⚪︎◯がヒデ子の手にタバコの火で焼きを入れ 二人は取っ組み合いに

「お前ら たいがいにしときーね されん」

怒りで二人を罵倒しなんとか席に座らせるアラフィフ

すると 今度はヒデが焼きを

あっもう無理 「おまえら いい加減にせーよ 表出ろ」

外に連れ出した

人は 嫌いだと こんな狂犬のような目になるんだと

寒気がした

そんな 狂犬の店に朝方いくと 狂犬はカウンターの上で 仰向けでイビキかいてねてる

ブルーボールはそんな素敵なお店です

20代〜50代 男のできる確率が高いのは ママが すぐ

くっつけようとするから

(くせのある常連は ママが本能的に 紹介するのを

さけてます ご安心を)

注)6月にリニューアルし素敵になってるらしいです

ブルーボール  福岡県福岡市博多区住吉4-9-4  

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